印象に残った言葉 6 ー自信の上に胡坐をかいていたー
~今日の印象に残った言葉~
自分が決断できるかどうかはともかく、
真実の気持ちは自分との結婚の方だけを向いているものと信じ込み、
その自信の上に胡坐をかいていた。
辻村深月 , 「傲慢と善良」, 朝日文庫 , 2022年 , 99p
~印象に残った理由・感じたこと・思ったこと~
非日常なことが日常に溶け込み、
いつしか当たり前のようになってしまうこと、
その状態を”胡坐をかいている”と表現したことに衝撃を受けた。
自分が日々の生活の中でも、
無意識に当たり前と思っていることが実は当たり前じゃない。
毎日、朝を迎えられるのも当たり前じゃない。
美味しいご飯を食べられていることも当たり前じゃない。
大切な人がそばにいてくれることも当たり前じゃない。
当たり前じゃないことの連続が日常なのかなって、
そんな風に思わせてくれたフレーズ。